2010年7月15日、夏。11年ぶりの京都会館へ。
連日の雨が嘘だったかのような快晴も、夕方にはゲリラ豪雨に変わる。
心臓の高鳴りが最高潮をむかえたライブ直前。見渡す会場には、今かと待ちわびる期待、
言い難い緊張が引き締め合う。あ〜、遂に今日がやって来た。
京都から島根、鳥取への旅。この貴重なライブに初日から合わせて3公演も参加出来た
事に心から感謝です。どのライブも本当に素晴らしかった!
そして2人のFURUSATO横浜へ。この横浜公演に参加出来た事で、私の中の旅が
素晴らしい型で締めくくられた。当初は行く事など考えも及ばなかったこの公演。
横浜公演が最後であって本当に良かったと思う。
弾き語りと聞いてから、幾度となく「何を歌うのか」と考えてみたものだが、
もちろん答えが出る訳でもなく、結局京都公演の前日は何も考えず、ただただ「ゆず」を楽しもうと決めた。
終わってみれば、それが正解だったと思います。
小さいなステージ。マイクスタンドが2本。その後ろには2人が弾くギター。
そしてステージ右側に街灯が1本。その他には何もない。港を思わせる演出が故郷「横浜」を感じる。
近年まれにみるシンプルなステージ。それを見ただけで、今回のツアーがいつもとは違うのだと。
ジャズが流れる会場。そして汽笛の音が鳴り響く。「さぁ、ゆずくん。どうしてくれるのかい」
その中へ2人は静かにステージ横から現れた。横浜公演は正面のカーテンが上がり登場
だったが、どちらにしても最近のツアーの様に凝った映像から始まり2人の曲でスタート。
そんな事はまるでなかったのだ。大歓声が2人に注がれる中ギターを手にする。
これもまた違う。自分達の手でギターを手に取る。そんな動き1つでさえ、私には感動だった。
確かに違う。だけど、そこには「ゆず」がいた。
がっちりと握手をする2人。それはいつもの光景だったし、毎回変わらないはず。
だけど会場から注がれる熱い視線は、一体これから2人だけで何が始まるのか。
そんな期待のせいか目には見えない何かが会場から溢れ出してしまいそうだった。
北川さんのギターが鳴る。
ここから。最後の一瞬まで。決して忘れたくない。忘れられない2時間が始まった。
MCや2人の動きだったり、ちょっとしたアドリブをおもしろおかしく書く事も出来るし、
いつものレポなら事細かく感じた事を残しておくけど、今回はかなり控えめで。
MCにかんしては書かないでおきます。私の心の中(と自分用レポだけ)にしまっておきます。
2人は本当に楽しそうだった。岩沢さんなんていつもよりしゃべるし(笑)
ゆずならではの楽しい演出もあったし、北川さんのファンサービスは健在だった。
公演ごとにハプニングもあったしね(笑)ミスだってあったね(笑)
だけどこれがライブだ!って何回も思いました。
弦がすれる音、2人の息づかい、曲の途中でカポを付ける仕草。
アンコール前を覗き、ゆずが一度たりとも客席前から離れる事がなかった2時間。
瞬きさえしたくない緊張感。ゆず対客席。恐ろしい程贅沢な時間でした。
色んな楽器を使った曲(北川さんだけ頑張ってたけど(笑))も楽しかった。
「あ〜、やっぱり企んでたな」って思ったし(笑)
「ゆうじんくん」、「こうじくん」に「トントンくん」達。白衣を着せられたスタッフや踊らされるマネージャー陣(笑)
チームゆずは本当に楽しい。と言うか、私たちが喜ぶであろう事が分かってるんだと思う。
それはきっと、2人が楽しいと思う事と、私たちファンが楽しいと思う事が一緒だからだ。
だけど私が1番感動した事。もちろん上記の事も含めてだけど、それは曲。
2人の声、ギター、そして曲。これに尽きる。
サヨナラバス
素っぴんで聞くのが相当久しぶり。どんだけ聞いた曲かは分からないけど、
聞きながら凄くほっこりした。めちゃくちゃ懐かしい気持ちになりました。
そうそう、ゆずってこんな感じよねって。かなり予想外な一曲目ではあったけど、
この曲のおかげで、張りつめた緊張が溶け出した。
「さようなら さようなら また笑って話せるその日まで」
この歌詞ですでに涙が出そうになったのは自分でもびっくりしたけど(笑)
まだ始まったばっかりだったのにね(笑)
3カウント
大感激。本当に嬉しかった曲。
元気が欲しい時に何度も助けてもらった曲だから。
岩沢さんのハープ。北川さんの足。全てが嬉しかった。岩沢さんの「3ポーズ」
やったよ一緒にさ。憶えてるもんだね、体に染み付いてるって凄い(笑)
何て気持ちのよい3カウント。聞きながらPVの映像まで頭に出て来る。
カレー食べてたな〜とか(笑)岩沢さん痩せてたなとか(笑)
そんな事書くと余裕があるように思えるけど、全然(汗)
最後の「あ〜あ〜あ〜」←分かる?の岩沢ボイスに腰抜けそうになった(笑)
行こっか
WWツアー以来の曲。あの時はこれが一曲目でしたね。
ギターが素敵。だけど何より素敵なのは岩沢さんの最後の「行こっか〜♪」
これは京都公演が印象的だった。シュウ刊ゆずで聞けたのが本当に嬉しい。
3カウントに続いて腰が抜けた一言(笑)
いこう
間髪入れずにこの曲へ。テンションボルテージが一気に上がる。
古株ファンにとっては嬉しい選曲だったと思う。
「ゆっくり〜」の後に北川さんが一瞬止めて、タンバリンを持つ姿がめちゃくちゃ可愛かった。
あ〜、2人だけのライブなんだと。そしてこの時気付いた。北川さんのマイクスタンドには
やたら物が多い(笑)何かあるなって思いましたもん(笑)
めちゃくちゃ久しぶりに一緒に歌った。会場が一体になる素敵な曲。
「行こっか」から「いこう」へ。とてもゆずらしい選曲。
岡村ムラムラブギウギ(横浜公演)
このツアー始まって以来の凄い奇声が出てしまった(笑)本当に本当に嬉しかった曲。
横浜に来て良かった。心からそう思いました。
パシフィコ初日の盛り上がりは尋常じゃなかったです。
あのギターの音が鳴り出したとたん、泣きソングでもないのに泣けてきた(笑)
2人が見合ってタイミングを会わせる。それよ〜!!っと心の中で叫ぶ。
ありがとう、聞けて良かった。お二人さん、どんだけ楽しそうに歌うんでしょって思いました(笑)
岡村ムラムラブギウギ2010(横浜公演)
岩「門外不出で(笑)」
北「ツイッターでつぶやかないで(笑)」
っとゆずも言っていたので、あえて歌詞は書きません!
岡村も変わった所もあり、変わらない所もありで(笑)ほとんど歌詞が変わってましたけど(笑)
横浜は愛されてます。いつも来るとちょっと悔しい気持ちにもなるけど、それがゆずなんだよね。
楽しかったーーーーー!!!そして嬉しかった。ゆずからのスペシャルな贈り物でした。
ちなみにMCは京都、島根、鳥取では「ギター」の話で盛り上がったんですが、
横浜ではココはほぼカット!「岡村」でかな〜り長い時間を使いました(笑)
種
ひとしきりMCが終わった後、
北「初めて作った曲です」
その一言と、イントロで「種」だと分かった人はとても少なかったようでした。
ありがとう。私の大好きな曲であります!何故なら「からっぽ」を死ぬ程聞いたから、
カップリングの「種」は同じくらい聞いてました。
ちょっと恥ずかしそうに歌ってる北川さんが印象的だったな〜。
若い時に初めて聴いた時は、歌詞に「うん?」って思ったけど(笑)
今のゆずが歌うと何だか奥深い。私も大人になったなって(笑)
原曲とは違うアレンジがしてあったから余計にそう思ったのかな。